当院の訪問診療
院長の想い
400床以上の総合病院や救命救急センターで、救急からの患者さんを受入れ、入院治療を担当してきました。その後は150床の病院で、施設などから80~90歳代のご高齢の方を救急で受入れ、入院治療を担当してきました。回復されて退院出来る方もおられましたが、大勢の方を看取らせていただきました。厳然たる事実は、どれだけ治療を施しても「いのち」には最後があるということでした。
「いのち」について
英語では「Life」ですが、生物学的な生命だけではなく、物語られるいのち(人生)という見方もあります。
いずれの「いのち」に対しても『医療』の役割は、個々人の人生の展開のために、その土台である生命を医学的判断により支えることであると言えます。
残念ながら、加齢による衰えや完治が難しい病気は、「治療」という目的の医療でも如何ともしがたいことがあります。それでもできる限りの医療を行い人生の延長を希望されるか?一方で、苦痛がなく楽に過ごせる、残っている能力を発揮する機会があるなど、出来るだけご本人の快適な生活を「支える」という目的の医療もあります。
*参考資料 東京大学大学院社会研究科 死生学応用倫理センター上廣講座 特任教授 清水哲郎先生 資料より
その医療の1つが『在宅医療』だと思い、開業以来取り組んでいます。
明確な解(答え)はありません。
患者様本人、ご家族様との信頼関係を基盤に、ご本人の人生(物語られるいのち)を最大限に尊重したいと思っています。ご本人とご家族はもちろん、ご家族以外にご本人を支えてるご施設、介護士、看護師、ケアマネージャーの方々とも対話を重ねて、最適な解を探りながら最善を尽くすことを理念としています。
感謝で満たされる最期を医療の面から支えさせていただきます。
当院について
当院は、過度なクリニックの規模拡大を目指さず、一人一人と向き合う診療を大切にしております。そのため診療時間は必然的に長くなります。
身体的な治療と伴に、不安な点に耳を傾け続け、目に見えないお気持ちのサポートも行っていきたいと考えています。
訪問診療の姿勢
当院は、通常診療だけにとどまらず、患者様・ご家族様の『気持ちのケア』を行う事が『訪問診療』であると考えています。
3つの視点(お気持ちのケア)
5つのお約束
当院の訪問診療について、患者様やご家族様に対して、5つのお約束をしています。
- 患者様ご本人、ご家族様のご希望やご意向に耳を傾け続けます。
- 不安な点や心配事に対して誠実にお答えします。
- 患者様ご本人、ご家族様の望む医療の提供をやめません。
- 治す医療の提供を怠りません。
- 医療のプロとしてアドバイスをし続け、最期まで寄り添い続けます。
対象エリア
- 藤沢市内全域
- 鎌倉市
- 茅ケ崎市
- 横浜市
対象エリア注意事項
藤沢市以外の場合、訪問エリアは限られます。別途ご相談頂ければと思います。
診療内容
- 内科(総合内科医)
- 皮膚科
提携医療機関
- 藤沢市民病院
- 湘南第一病院
- 湘南藤沢徳洲会病院
- 湘南鎌倉総合病院